診療・各部門
内視鏡センターとは
内視鏡センターは、院内の内視鏡診療体制を効率的に運用し、患者サービスの向上に貢献することを目的に2016年7月に発足致しました。発足に伴い、早期がんの発見に役立つ最新のNBI内視鏡システムを導入しました。当センターでは、5名の消化器内科医師、4名の看護師(令和4年4月 現在)を中心に、消化器外科、内科、健診センターなど各科から医師が参加し、安全で質の高い内視鏡診療を行っております。通常の上部・下部消化管内視鏡検査をはじめ、拡大内視鏡検査、超音波内視鏡検査、内視鏡的粘膜下層剥離術、胆膵内視鏡治療など最先端の内視鏡技術を提供するとともに、検査前後の安全確認、検査中のモニタリングなど安全な内視鏡検査を心がけております。今後もハイレベルの内視鏡医療を安心・安全に提供すべく、スタッフ一同努力して参ります。 | |
須藤 弘之 院長 消化器内科部長 消化器センター長(内科) 内視鏡センター長 |
サービス提供体制
主に午前中は上部消化管内視鏡検査を、午後は下部消化管(大腸)内視鏡検査と各種内視鏡治療を施行しています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 消化器内科 | 須藤、並川、中津 | 大藤、中津、安井 | 大藤、中津、木村 | 大藤、尾崎、並川 | 須藤、大藤 並川、中津 |
消化器外科 | 外科・健診センター医師 | |||||
午後 | 消化器内科 | 須藤、大藤 並川、中津 |
須藤、大藤、並川 中津、安井 |
須藤、大藤 並川、安井 |
大藤、中津 | 須藤、並川、中津 |
消化器外科 | (手術日は除く) |
スタッフ
医師 | 消化器内科医師 | 5名 |
外科医師 | 3名 | |
健康管理センター医師 | 1名 | |
内科医師 | 1名 | |
看護師 | 消化器内視鏡技師(再掲)小腸カプセル内視鏡読影支援技師(再掲) | 4名(2名)(1名) |
主な業務内容
○上部消化管内視鏡検査・治療 ○下部消化管内視鏡検査・治療 ○胆膵内視鏡検査・治療 ○カプセル内視鏡検査 ○気管支鏡検査 ○腹部超音波検査 ○血管造影検査
患者さまへ
内視鏡検査に対して、「つらいのではないか、痛いのではないか」と心配されている方は多いと思います。でも、怖がって検査を受けず、病気を放置すると、手遅れになることもあります。 より楽に検査をご希望の方は、静脈注射を行う方法がありますので、遠慮なく内視鏡スタッフにご相談下さい。(この場合は検査後2時間は外来のベッドで休んでいただきます。当日は車・バイクなどの運転はできませんのでご了承ください) また、おもに健診の方を対象に経鼻内視鏡検査も実施できます。実施できる人数に限りがありますので、希望される方はスタッフにお伝えください。
内視鏡センターの特長
午前中は主として上部消化管内視鏡検査(拡大内視鏡検査、超音波内視鏡検査を含む)、S状結腸内視鏡検査および一部の内視鏡治療(内視鏡的消化管止血術、内視鏡的胃瘻造設術、胃瘻カテーテル交換など)を行っております。午後は主に下部消化管(大腸)内視鏡検査に加え、上下部消化管に対する内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術、内視鏡的粘膜切除術、内視鏡的ポリープ切除術、アルゴンプラズマ凝固療法、食道静脈瘤硬化療法・結紮術、食道拡張術、ステント留置術など)を積極的に行っており、さらに胆膵内視鏡検査・治療(内視鏡的逆行性膵胆管造影、内視鏡的乳頭切開術、内視鏡的機械的砕石術、内視鏡的胆道ドレナージ術、内視鏡的胆管・膵管ステント留置術など)および気管支鏡検査も行っています。 また、当院内視鏡センターでは内視鏡検査だけでなく、血管造影検査や腹部超音波検査も行っています。 内視鏡検査・治療を必要とする救急患者には、呼び出し体制にて対応しています。緊急内視鏡検査は消化管出血・胆道感染症などが多く、内視鏡医による的確な治療がなされています。
使用機器の紹介
■ESD 内視鏡的粘膜下層剝離術 近年早期の消化管がんの内視鏡治療として、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が普及しつつあります。ESDは、がんの周囲を切開し、粘膜下層を直接観察しながら専用の電気メスで剥離し切除する方法で、大きな病変もひとかたまりとして確実に取ることが可能です。 |
||||
■カプセル内視鏡 カプセル内視鏡とは、カプセル型の内視鏡を水と一緒に飲んでいただき、消化管内を通過しながら小腸の撮影を行います。小腸は6~7メートルと長く、従来は十分な検査ができませんでした。しかし、このカプセル内視鏡検査によって患者様の苦痛も少なく小腸の粘膜を観察することができます。※事前にカプセル内視鏡が問題なく通過できるか確認を行う場合があります。 |
■経鼻内視鏡検査 口から飲む従来の胃カメラ検査で辛い思いをされ、胃カメラの検査を希望されない方もいるかもしれませんが、鼻からカメラを入れ、検査を行う方法もあります。鼻から入れる場合は内視鏡が舌の根元に触れないので、ほとんど吐き気をもよおすことなく検査を受けることができます。 |
日本消化器内視鏡学会指導施設認定