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平成27年11月8日、毎年大がかりな訓練を行っている中部ブロックDMAT実動訓練は、今年度は福井県が当番県のため、奥越の災害拠点病院である当院DMATもこれに参加しました。
当院の正面玄関から総合受付を使用しDMAT実動訓練が実施されました。
DMATは、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームで、医師、看護師、薬剤師、業務調整員(事務等)より構成されます。
勝山市消防署も実際に救急車を使用するなど本訓練に参加して頂きました。<訓練概要>
福井県内で広域の地震災害が発生。震源は永平寺町で勝山市は震度とを観測したとの想定。発災直後から近隣の市民を含め、40名の模擬負傷者が受傷者自身で災害拠点病院である当院へ歩行または担がれ、または担架等で直接来られたという設定で行いました。
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トリアージエリアで実践さながらの訓練を実施。 |
DMAT活動拠点本部より孤立した当院の要請により他県医療機関のDMATが到着。 |
リーダーの指示の下、各担当の活動を開始。 |
ホワイトボードなどで状況を共有。 |
DMAT隊員同志での情報共有。 |
EMIS(広域災害医療情報システム)でのリアルタイムな情報収集 |
患者の状況に応じて、消防へ救急搬送依頼。 |
重症患者を治療する赤エリア。 |
軽症患者を治療する緑エリア。 |
中等症患者を治療する黄色エリア。 |
地震、台風、火山の噴火など思いもよらない自然災害が毎年どこかで起こっています。
奥越地域の災害拠点病院として、地域の皆様が安心して暮らせるように。また他の災害地への診療支援としても今回の様な訓練に積極的に参加し、日々努力していきます。
今後も各医療機関と連携をはかり、発災時に傷病者を救えるよう訓練していきたいと思います。 |
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今回は、石川県、富山県、長野県からのDMATが当院での災害診療訓練に参加して頂きました。各DMATの皆様、ありがとうございました。
また、地域の方々をはじめ参加された皆さま、寒い中ご協力ありがとうございました。 |