地域包括ケア病棟

令和6年10月1日から2病棟が回復期リハビリテーション病棟から地域包括ケア病棟へ機能変更となりました。

地域包括ケア病棟とは

 一般病棟で症状が安定しても、在宅での療養に不安があり、もう少しリハビリを行い在宅に帰れる様に取り組む病棟が「地域包括ケア病棟」です。
 患者さんが安心して退院していただけるように、医師や看護師、病棟専従の理学療法士等により、在宅復帰に向けての治療・リハビリを行います。
 病棟専任の退院支援スタッフが患者さんの退院後の生活環境を整えるお手伝いをします。急性期治療後の患者さんだけでなく、介護施設や在宅で療養されている方の緊急時の受け入れや、ご家族の一時休息が出来る様な、入院の受け入れも行います。

地域包括ケア病棟の取り組み

 症状が安定し、在宅で暮らすための準備が必要な患者さんに、必要時リハビリテーションを実施します。生活機能や活動量の回復・維持のために、集団体操や自主運動指導も行います。療養中の生活場面では、多職種と連携し普段の生活動作に近づけるように援助します。リズム体操や塗り絵などのレクリエーション、ディルームでの食事を行い離床することで生活にメリハリをつけます。また、日常生活援助だけではなく、栄養状況、嚥下評価や指導、認知症ケアサポートチームとの連携により、認知症患者さんの支援も行います。

対象となる患者さんについて

1.急性期治療後、引続きケアが必要:全身状態の管理を行いながら、患者さんに合わせた、回復のサポートを行います。

2.介護指導が必要:退院後に、吸引や栄養注入、インスリン注射が必要な場合の指導を、患者さんやご家族に行います。

3.リハビリテーションが必要:手術後や入院生活で低下した身体機能の回復を、リハビリや入院生活のなかで援助していきます。

4.在宅改修や施設入所など準備が必要:必要な介護やサービスを受けるための準備を行います。ケアマネージャー、かかりつけ医師、訪問診療医師、訪問看護等と連携し、ご自宅や施設での生活に向けて準備を行います。

5.レスパイト:介護者が一時的に在宅での介護が困難になった場合14日まで入院できます。

※レスパイトとは、在宅で常時介護が必要な方や医療行為があり、施設での生活が困難な方などを受け入れています。(血液透析・胃ろう・人工呼吸器・酸素吸入・吸引・点滴・インスリン注射などの医療行為)

入院期間について

 地域包括ケア病棟への入院期間は患者さんによって異なりますので、予め主治医に入院期間をご確認ください。
 入院中、患者さんの状態変化により、医師の判断で急性期治療や専門的な検査などが、必要となった場合は、一般病棟への転棟や他医療機関への転院となる場合もあります。

医療機関の方へ

お申込みについては、地域包括ケア病棟入院申込書を記載の上、FAXをお願いします。
[地域包括ケア病棟 入院申込書]

※その他、ご不明な点がございましたら、地域支援室までご連絡ください。
TEL:0779-88-8262 FAX:0779-88-0371