病院長挨拶

開設80周年を迎えて

 福井勝山総合病院は、1946年(昭和21年)5月1日、戦後復興期における地域医療の中核として開設され、本年、開設80周年という大きな節目を迎えました。これまで幾多の時代の変遷を乗り越え、地域の皆さまならびに関係機関の皆さまの温かいご支援のもと歩みを重ねてまいりましたことに、心より深く感謝申し上げます。

 開設以来、当院は感染症医療や結核医療への対応をはじめ、時代の要請に応じて診療体制の充実を図り、1983年(昭和58年)には総合病院として承認され、地域医療の中核的役割を担うに至りました。その後も、救急医療、在宅医療、リハビリテーション医療、健康管理センターの充実を通じて、予防から急性期、包括期、在宅に至るまで、切れ目のない医療提供体制の構築に努めてまいりました。

 近年においては、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)の一員として、高齢化の進展を見据えた地域包括ケアの推進と医療の質の向上に取り組むとともに、新型コロナウイルス感染症への対応や災害医療活動など、有事においても地域医療を支える責務を果たしてまいりました。

 人口減少と高齢化が進行する奥越地域において、医療提供体制の持続的確保は重要な課題であります。当院は地域唯一の公的病院としての使命を自覚し、急性期医療を基盤としつつ、地域の実情に即した医療機能の分化と連携を推進し、地域医療の中核としての役割を一層果たしてまいります。

 開設80周年を新たな起点とし、これまでの歴史と実績を礎に、時代の変化に的確に対応しながら、地域に寄り添う医療の実践を通じて、住民の皆さまが安心して暮らし続けられる地域社会の実現に貢献してまいる所存でございます。今後とも格別のご理解とご支援を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

2026年5月1日

                               院長 須藤 弘之

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略歴

2013年4月 福井大学医学部第二内科・地域高度医療推進講座准教授
2016年4月 JCHO福井勝山総合病院 副院長
2022年4月 同 院長

所属学会・専門医など

日本内科学会: 総合内科専門医・指導医・北陸支部評議員
日本消化器病学会: 専門医・指導医・北陸支部評議員・本部学会評議員
日本消化器内視鏡学会: 専門医・指導医・北陸支部評議員・本部学術評議員・北陸支部幹事
日本肝臓学会: 専門医・指導医
日本消化管学会: 専門医・指導医
日本カプセル内視鏡学会: 認定医・指導医・代議員
日本ヘリコバクター学会: 認定医・代議員
日本人間ドック・予防医療学会: 認定医
日本環境感染学会: ICD(インフェクションコントロールドクター)
日本専門医機構: 総合診療領域 特任指導医
福井大学医学部 臨床教授
福井大学医学部 内科学(2)分野 客員教授